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2008.02.09
正社員化は0.2% 偽装請負で厚労省の指導後
 違法な偽装請負をしたとして、厚生労働省から指導を受けた請負事業者の労働者のうち、指導後に発注先企業の正社員になれた人が全体の0.2%にとどまることが8日、厚労省の集計で分かった。派遣可能期間を超えて働いていた派遣労働者では、指導により派遣先の正社員になれた人はゼロ。厚労省の指導のあり方を問う声が高まりそうだ。

 同日の衆院予算委員会で、共産党の志位和夫氏の質問に答えた。06年12月に偽装請負で文書指導した219事業所の請負労働者8404人と、派遣期間の違反で文書指導した8事業所の派遣労働者74人について、厚労省が07年3月末の雇用状況を調べていた。

 集計によると、請負労働者の場合、発注先企業が直接雇ったのは全体の5.5%の467人で、そのうち雇用期間の定めがない正社員は18人だけ。32.2%の2708人は派遣労働者に切り替えられ、55.9%の4704人は請負労働者のままだった。離職者も4.2%の361人いた。

 期間制限を超えていた派遣労働者では、56.7%の42人が派遣先企業で直接雇用されたが、正社員は皆無。離職者は17.5%の13人。

 厚労省は「指導後の雇用形態まで指定して指導はできない」(需給調整事業課)としている。この日の委員会で舛添厚労相は「企業も、社会的な責任を果たしていますと胸を張っていえる企業になってほしい」と述べた。

2008年02月08日 ASAHICOM


偽装請負をした企業はダイキン、キヤノン、松下電器子会社、東芝子会社、トヨタ系列会社4社、日立製作所、NTT東・西など日本を代表する大企業が名を連ねている。

キャノンは経団連の会長を輩出している企業であり、政府の各種審議会にも顔をだしている。その中で堂々と「今の法律が悪い」と発言している。

厚生労働省はこうした大企業にはとんと弱腰ではないか?何の成果も得られない労働行政を担う資格を疑う。もっと厳しい法令改正が必要だ。