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政府は「消費者庁」を2009年度に創設することを目指している。消費者からの相談や製品事故の情報などを一元的に集約・分析するのが目的だ。今秋の臨時国会に関連法案を提出する。
福田首相は消費者庁の創設を重要課題の一つと位置付けているものの、権限や人員を奪われる形となる経済産業省や農林水産省、金融庁など関係省庁の反応は冷ややかだ。「具体的な政策の企画・立案は各省庁に『丸投げ』しなければ機能しない」(農水省幹部)など厳しい見方もある。
法案を担当する野田消費者相は2日の記者会見で「消費者庁の主役は(霞が関ではなく)地方だ。専門性のある相談員を北から南まできちんと配置すれば消費者庁は成功する」と語った。官僚の抵抗を封じるためトップに民間人の起用を検討する考えも示した。消費者庁を真に実効性のある組織とすることができるかどうかの正念場を迎える。
(2008年8月4日 読売新聞)
■ 政府のあらゆる分野で「生産者寄りの行政」がはびこっている。お役人は自分が天下りするチャンスを確保するため、会社側の立場を擁護するのだ。
これは例えばJR西日本の事故で明らかになったような、コスト優先・安全軽視の経営理念と同じ性質のものだ。企業のあらゆる活動に消費者優先の経営理念が必要なのだ。安全を管理する部署は掛け声を上げることはできても全ての企業活動を管理することはできない。いわば安全は企業の背骨なのだ。
政府の消費者優先の理念はこれまでの行政の理念を根本から変えなければならない。総理がいつも各大臣を叱咤激励しても行政の隅々まで浸透するか疑問だ。
それを一大臣がいくら頑張っても効果はないと言わざるを得ない。染み付いたお役人の根性を叩きなおすのは絶望的なのだ。法律を作って縛ることしかない。心意気で動くような人はお役人では少数派だろう。
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