団塊の世代の大量退職に伴い、技能継承に「問題がある」とする事業所の割合は、従業員5000人以上の大規模事業所では79・3%に達していることが厚生労働省が9日発表した2007年度能力開発基本調査で分かった。厚労省は「多くの技能者を抱える大企業ほど定年退職になる人も多く、影響が大きい」と分析している。
30−49人の事業所で「問題がある」は28・5%にとどまった。中小企業は技能者の定年延長などで柔軟に対応したためとみられる。
事業所全体では、技能継承に「問題がある」との回答は32・7%で、前年度より3・1ポイント上昇。1000−4999人の事業所も63・1%が問題があるとした。
調査は昨年11月から今年1月にかけて約7000事業所などに実施、事業所の回答率は60・9%。(共同通信)
Kyoto Shimbun 2008年6月9日(月)
■ 団塊の世代は現場労働力として非常に優秀だ。敗戦からまだ年数も浅く、概して生活は貧しかった。当然大学進学率も低く高卒で現場に入り目覚しい経済発展を文字通り果たしてきた原動力である。
この間ITの発展とともに「標準化」が進み、「勘・コツ」の技能が次第になくなってきたが団塊世代には名人芸の現場管理者や技能者が多くいる。
しかし経済発展と共に、いわば軟弱な若者が多くなり誰でも大学に進む時代と共に現場労働力の質は長期的に低下傾向が続いた。マニュアル世代は応用力が足りない。当然現場の力は落ちたということだ。
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