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2008.02.07
政管健保 大企業社員が穴埋め
 国庫補助1000億円削減で…特例法案を与党了承

 自民、公明両党は5日、中小企業のサラリーマンらが加入する政府管掌健康保険(政管健保)への国庫補助を約1000億円削減し、その分を大企業のサラリーマンらが加入する健康保険組合などに肩代わりさせるための特例法案を了承した。

 肩代わり額は、健保組合が約750億円、公務員らの共済組合が約250億円。厚生労働省の推計では、約700の健保組合に加入する約700万人のサラリーマンの保険料は、一人平均で年1万円強(労使折半)の引き上げとなる。また、公務員らの保険料引き上げは、一人平均で年約5500円(労使折半)となる。

 引き上げ額が官民で異なるのは、健保組合は約1500あるうち、財政が豊かな約700組合だけに負担させるが、共済組合は76組合すべてが平等に負担するためだ。ただ、組合によっては、保険料を引き上げず、積立金を取り崩して対応するケースもありそうだ。

 政府は週明けにも特例法案を衆院に提出する。政管健保への国庫補助削減は、社会保障費を毎年2200億円抑制するという政府の方針を達成するためだが、特例法案は、2008年度1年間の限定措置とした。

 民主党は特例法案について、「財政上の数字のつじつま合わせだ」などと反対しており、今国会での成立は微妙だ。

(2008年2月6日 読売新聞)

 一見不合理なやり方に見えるが、健康保険を個々の企業や組織ごとに設立を認める現行制度は、再構築すべきだろう。格差拡大の中で大企業だけが突出する仕組みは改善の余地があるからだ。

 馬鹿高い保険料を納めてもいざというときに100%医療費をまかなえるものでもない。個人が更に保険をかけることが避けられない。厚生年金といい健康保険、介護保険といい政府がらみの保険には問題が山積している。

 団塊世代は現役のときは大いに搾り取られ、自分たちが老後になったときは給付を遅らせられ、削られるのでは踏んだり蹴ったりだ。

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