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「仕方ない」でも脳は次善の策で思考
 すし屋でトロを注文したら品切れで、しかたなく赤身を頼む――こんなときに活発に働く脳の領域を、京都府立医科大の木村実教授(神経生理学)らがサルの実験でつきとめた。やむをえず不本意なものを選ぶときの脳内メカニズム解明に一歩近づく成果だ。17日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 実験では、緑のランプがついたときにサルがボタンを押せば報酬として水をたくさん与え、赤のときは少ししか与えなかった。すると、赤をつけたときは緑に比べ、反応までの時間がわずかに長かった。たくさんの報酬が見込めないため、しかたなく選び、反応が鈍くなったと考えられた。

 電極を脳に刺して脳神経の働きを調べると、赤いランプに反応したとき活発に働くのは、脳の中心部にある「視床中心正中核」という領域だとわかった。緑のランプのときはこの領域は活性化せず、逆にここを電気的に刺激すると、しかたなく行動したときのようにサルの反応が鈍くなることも確認した。

 木村教授は「期待通りに物事が進むことは少ない。ベストの選択肢が選べなくても、パニックに陥らず、次善の選択をするのは知的な行動だ。その脳のメカニズム解明の突破口になる」といっている。

2005年06月17日 ASAHI COM

 世の中うまくゆくことは少ない。第一志望に落ちてがっくり、なんてよくある。しかし脳はそうした感情をコントロールしようとしている。

 物事には表裏がある。悪い面ばかりみないことだ。人間は皆平等だ。自分で自分を縛るような、がんじがらめの考え方はやめよう。目標を持つことは大事だが柔軟に対処することはもっと大事だ。人生万事「塞翁が馬」

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