退職金の起源は江戸時代の暖簾わけに始まるという。その後定年までの勤続を奨励するためのツールとして次第に企業に定着していった。
■ 今でも、最終基本給×勤続年数別支給率×退職事由別乗率を基本とする決定が行なわれている。しかし零細企業では退職金制度はない会社が多い。その意味で大企業の福利厚生の意味合いが強い。
■ 転職の時代を迎え退職金の勤続奨励の意味合いは薄くなっている。加えて、財政上の問題から、引当金の有税化が進んできており、いずれ全額課税される可能性が強まっている。
年金の維持管理は従来型の年金(確定支払い)から確定拠出型への転換が進むと予想される。予定利率の狂いや物価スライドでのファンド不足が企業の負担なのだ。
■ 確定拠出型の年金よりは本人に給与として支払うよりは退職金の廃止がいい。定年までいないのだから年金としてはもらえないからだ。転職の時代には適しているという考え方である。人生で一番生計費の必要な40代には給与での支給が歓迎される。
将来への備えは個々人のライフスタイルに応じて、自己責任でという時代だ。また元気な限り何歳でも働ける環境はいずれ整うだろう。
■ 公的年金がころころ変わるのは非常に困る。早く筋の通ったものが望まれる。私的年金が支えることはできない。これも早晩決着すべきものだ。
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